【J2 第20節】V・ファーレン長崎vsFC琉球 3-2 呉屋の連続得点止まるも勝利!
前節、首位山形に無念の敗北。首位との勝点差は11と開いたが、2位との差は7。気持ちを切り替え自動昇格を狙いたい。ルヴァンカッププレーオフステージ第2戦では、ガンバ大阪に2-0での勝利。良い流れをそのままに前半戦最後のホームゲームで勝利を飾りたい長崎。今節は、開幕当初の勢いに陰りが出て、現在4戦勝ちなしの琉球を迎えての戦いとなった。
今節からGKに鬼の守護神徳重が復活!ボランチも角田・新里のコンビとなった。やはり期待は呉屋!J2新記録の8試合連続得点に期待がかかる。
序盤はポゼッションサッカーを信条とする琉球の巧みなパスワークに翻弄されるものの、次第に敵陣でのプレーが増えていく。中盤からはセカンドボールを長崎が奪い出すと流れが変わる。
前半30分、CKから大竹が左足でインスイングのクロスを上げるもGKがクリア。それをファーサイドで畑がこぼれ球を回収。左サイドの敵陣深くからクロスを供給すると、徳永が反応しゴール前ヘディングで合わせて先制点を奪う。
移籍後、初得点!
徳永悠平、ごつかけんね!
41分には、得意のエリアのFKで大竹が助走をつけて左足を振り抜きゴール右上を襲うも、GKの好セーブでゴールならず。
そのまま、1-0のいい展開で前半を折り返す。
後半開始直後、新里からのスルーパスに大竹が反応。ペナルティーエリア右でボールを持つと、DFのプレッシャーに遭ってヒールで後方にボールを送る。これを受けたのが呉屋。決定機を迎えてシュートを放つがGKに阻止されてしまう。
これ以降は琉球に押し込まれる展開が続くが前半同様、集中した守備で琉球に決定的な形を作らせない。
そして後半20分、畑がハーフウェーライン付近でDFとの競り合いを制しカウンター。中央へ切れ込んで右に展開すると、大竹が反応。ペナルティーエリア手前で左足を振り抜くとゴール前でワンバウンドしてGKは反応しきれず手を弾いてネットを揺らす。
スリッピーなグラウンドコンディションを利用したワンバウンドシュート!
大竹洋平、ごつかけんね!
その5分後の後半25分には、角田が敵陣浅い位置から絶妙なスルーパス。抜け出した澤田が左サイドから走り込んでペナルティエリア手前でGKと1対1に。落ち着いて右足を振り抜いてネットを揺らし、リードを3点に広げる。
今節は角田の存在感が素晴らしく、攻撃では裏を狙う浮き球のパスを供給し、両サイドにボールを散らして相手守備陣を翻弄。守備ではベテランらしい卓越した戦術眼で、インターセプトやクリアリングで幾度もピンチを救った。
角田キレッキレでした。地味ではあるが角田のボランチでの働きは今の長崎の心臓部とも言える。
角田誠、ごつかけんね!
しかし、角田が交代で退くと、カウンターで攻め込まれる展開が増加。
3点目が入った時点で勝負を決定づけたと思ったのも束の間、終盤に2失点。
ハラハラドキドキしたものの、なんとか逃げ切り勝点3を奪取。
残念ながらJ2連続試合得点最多タイ記録の7試合連続得点中だった呉屋は、この試合で得点を挙げることができず、新記録達成とはならなかった。
しかし、上位浮上への主役は紛れもなく呉屋大翔の活躍以外にはない。
呉屋大翔、ごつかけんね!
次節は、上位の京都サンガ!ここで叩いて順位をあげて前半を終了したい。
《情報》
- 2019/6/29(土)
- 試合会場:トランスコスモススタジアム長崎
- 観客数:6,619人
- 天候: 曇のち雨
《スターティングメンバー》
《得点》
《交代》