【J2 第25節】V・ファーレン長崎vs愛媛FC 1-4 下位愛媛に痛恨の大量失点!
前節、鹿児島との九州ダービーでなんとか勝点3を奪取し2連勝で8位。熾烈を極める上位戦線に食らいついた。
今節は4試合未勝利の愛媛とホームでの戦いとなる。
24日に湘南から期限付き移籍での加入が発表された秋野がホームでお披露目、ボランチでの先発出場。カイオとの移籍コンビは注目だ。前線には前節ゴールを決めた玉田ではなく長谷川の起用となった。高さを活かす攻撃に期待したい。
コイントスでエンドを変えてのキックオフとなったこの試合。
前半、主導権を握ったのは愛媛。前半13分にセンターバック間へのスルーパスから先制点に成功すると、自分たちのペースで試合と展開する。
奪う位置が低い長崎はポゼッションで質を見せられず、持ち味のスピード感のある攻めを封じ込められてしまう。最終ラインでの横パスが多くなり、キーマン大竹からの縦パスは身を潜めたままだ。
21分、香川のクロスに吉岡が中央でヘディングシュートを放つも枠を捉えきれず。
37分には、クリアボールを拾った大竹のスルーパスを受けた吉岡がシュートまで持ち込むが惜しくもサイドネット。
決めきれない長崎に対し、愛媛は40分に国見高校出身の下川が追加点を挙げる。
アディショナルタイムには大竹のCKから香川が頭で飛び込むが惜しくもゴール左に外れてしまう。
長谷川を起用した高さでの勝負展開は見られず、最終ラインも低くゴール前まで簡単に持ち込まれる形が多く見られた。
愛媛が2点リードで折り返しとなる。
ハーフタイムで軌道修正といきたい長崎であったが、後半早々またも失点。
反撃に出たい長崎は、玉田とビクトルイバルボを同時投入。さらに3-4-2-1にシステム変更。
しかし後半27分、愛媛がさらに追加点を挙げ4点差となる。
長崎も直後の後半29分、大竹がディフェンスラインの裏に浮き球のパスを送ると、走り込んだ玉田がうまく流し込み、意地で1点を返す。
後半32分には、左サイドの敵陣深くから香川がクロスを送ると、イバルボが胸で落とし、大竹がシュートを放つが枠を外れてしまう。
香川に代えて翁長を投入しサイドからの攻撃を強調するも追加点は奪えず、1-4で試合終了。
ホームで痛恨の大量失点を喫し、順位も10位に落とした。
まさかの大量失点は今季ワーストの結果となった。
堅守を武器としたチームスタイルは崩壊しJ1への道のりは更に険しさを増した。角田、徳永、中村といった守備を統率出来る選手の起用と、呉屋へのチャンスメイク、そして強引にでも点を取りに行く執念を見せてほしい。
次戦の岐阜戦は、上位に踏みとどまるためには落とすことができない重要な戦いになる。
《情報》
- 2019/7/31(水)
- 試合会場:トランスコスモススタジアム長崎
- 観客数:5,383人
- 天候: 晴
《スターティングメンバー》
《得点》
- 後半29分:玉田圭司
《交代》