【J2 第30節】V・ファーレン長崎vs東京ヴェルディ 2-1 今季初の逆転勝利!
2試合ベンチ入り停止処分を受けていた手倉森監督も復帰し、8月最後にホームで12位の長崎が11位の東京Vを迎える。互いに前節久々に勝利を挙げただけに、今節は連勝を懸けた重要な一戦になる。
スタメンは、前節の山口戦とGK徳重に代えて富澤以外は同じとなった。
徳重のケガが非常に気になる。
呉屋の連続得点と角田を中心とした守りに注目だ。
試合は、長崎が前戦から激しいプレスを掛けた立ち上がりであったが、先制点は東京ヴェルディ。ヴェルディはサイドへの大きな展開でプレスを回避しながらチャンスを作ると、前半6分サイドチェンジからミドルシュートを打たれ、ボールは富澤の脇をすり抜けゴールに吸い込まれた。
おい、富澤!止めて欲しかった・・・。(という本音が・・・)
一点を追いかけることとなった長崎だが、前戦からのプレスを強めミスを誘ってボールを奪い、効果的なサイドチェンジをしながら押し込んでいく。すると前半27分、大竹が敵陣中央でドリブルで前進するもDFにカットされる。しかしこれを玉田が拾い、左足を振り抜くとゴール左上に突き刺さる。玉田のビューティフルゴールで同点に追いつく。
玉田圭司 ごつかけんね!
振り出しに戻った試合は長崎が優勢のまま進むが前半は1-1のまま終了。
後半も優勢を保ったまま進むと、後半25分秋野のロングパスから裏を取ったイバルボがCKを獲得。大竹が左足のインフロントでニアサイドに柔らかいクロスを送ると角田が反応。ヘディングシュートを決め、逆転に成功した。
角田誠 ごつかけんね!
後半35分には、イバルボが敵陣中央からドリブルで持ち上がり、左の澤田へスルーパス。澤田はペナルティエリア内に侵入してシュートを放つが、クロスバーの上に外れて惜しくも得点ならず。
その後も長崎の堅い守備ブロックでヴェルディにチャンスを与えず、危なげなく2-1で試合終了。連勝で勝点3をゲットした。
今シーズンのベストゲームといっても良いほどの内容であった。ボール保持率も高く、シュート数も多い。カイオと秋野が良い関係となり、サイドと中央へボールを供給することで攻撃の幅も広がった。また、前戦からの守備の意識も高く、球際への強さもみれるようになった。呉屋の連続ゴールは途絶えたが、玉田とイバルボとタイプの異なるFWを含めた3人の関係性も相手には脅威となってきた。
ベテランの怪我とコンディションに少し不安があるものの、黒木の復活と若手控えメンバーも充実している。
ここから長崎の巻き返しが始まる条件は揃っている。次節の福岡戦含め9月は全勝目指して一気に上位へ食い込んでいく強い気持ちで戦って欲しい。
《情報》
- 2019/8/31(土)
- 試合会場:トランスコスモススタジアム長崎
- 観客数:9,037人
- 天候: 曇
《スターティングメンバー》
《得点》
《交代》