【J2 第18節】FC町田ゼルビアvsV・ファーレン長崎 2-2 悔しい同点!!
前節はホームで連勝ストップという痛い敗戦を喫したV・ファーレン長崎。得意の先行逃げ切りに持ち込めず追う展開の中で失点を重ねてしまった。しかし敗れたとはいえ複数得点を挙げた。5戦連発中の呉屋の得点力を中心に攻撃陣は好調だ。18節は、前節5試合ぶりの黒星を喫した町田とともに敗戦からリスタートを図る対戦となった。
町田は序盤から持ち味のハードワークで押し込み、後方からオーバラップして攻撃の厚みをを増しゲームを優勢に進める。GK富澤を中心とした守りで耐えしのぐ時間帯が長く続く。
しかし、先制点は絶好調の呉屋。クリアボールを翁長がブロックし大竹につなぐと、大竹が呉屋へパス、最後は呉屋がGK増田との1対1を制しゴール!
さらに前半終了間際、セカンドボールを拾った角田が前線の呉屋へ浮き球のパスを供給すると、呉屋がワントラップから右足を振り抜きゴールネットを再び揺らした。
呉屋大翔、ごつかけんね!
ちなみに、呉屋は前節の鼻骨折のため、フェイスガードを付けてのプレーだった。
バットマン・呉屋、ごつかけんね!
ゲームは一気に長崎勝利を確信することになる。
なぜなら、長崎は先制点をとった試合は勝ち続けているからだ。
が後半、ファイティングポーズを下げない町田は、62分に右サイドからグラウンダーのクロスでオウンゴールを誘発。これで勢いが増した町田は68分にも追加点を入れ試合を振り出しに戻した。途中出場の岡田が投入されて明らかに流れが変わった。
その後は互いにゴール前で決定機を作ったものの、勝ち越し点を奪えず、ともに勝ち切れなかった悔しさがピッチ上を支配していた。
3点目を取りに行くのか、2点を守り切るのか、ハッキリとしない後半のゲームメークが気になる。
そして、崩された長崎の左サイド。
試合終了後、香川と高杉が長い時間話し込んでいたことでも明らかだ。
ルヴァンカップではガンバ大阪との戦い、次節は首位山形との戦いが控えている今週、正念場の戦いに挑むことになる。
いかに修正してくるか、手倉森監督の手腕に期待するしかない。
《情報》
- 2019/6/16(日)
- 試合会場:町田市立陸上競技場
- 観客数:4,328人
- 天候: 晴れ
《スターティングメンバー》
《得点》
- 前半17分:呉屋大翔
- 前半45+2分:呉屋大翔
《交代》